言葉に心を乗せる/ひふみ会

言葉に心を乗せることは、幸せに生きる能力の一つです。

簡単に言えば、言葉に心を込める、言葉に思いを込める事です。

 普段何気なく使っている言葉に、心を乗せてみませんか。

そのためには、その言葉の真の意味を知る事から始まります。

例えば《ありがとう》 

有るのが難しい、つまり貴重なことを意味するのですね。

 ですから、ありがとうと感謝するときは、貴重な行いに見合う心をお返しすべきです。

 心からありがたいと思う事、本当にありがとうと思っているかという事です。

これが、私達の人生の価値をさらに高めていくものではないでしょうか?

 《いってらっしゃい》この言葉に、一期一会の気持ちを込めていますか?

人生の中で、あと何回、この人に《いってらっしゃい》を言ってあげられるのでしょうか?

私はこの言葉を使うたびに沸きあがる喜びを感じます。

縁あって親子、夫婦、友人として出会い、いずれは必ず離れ離れになっていく。

でも、今は共に生きている。

 そして、何時間後には私のもとに帰ってきてくれるのです。

 言葉の価値は、私達が自分で作り上げていくものなのですね。

 『 身・ 口・ 意 』 ・・・ 行いと、言葉と、思いをひとつにいましょう。

これは2600年前の仏陀の教えです。