共生・・・共に生きると書きます。
この共生には健全、不健全の状況があります。
健全な状況とは、生物が生きていくために必要な共に生きるという関係のことです。
一方で、不健全な状況とは、健全な発育期を過ぎてもなお依存の状況が続いており、
それが共依存という関係として存在することです。
人間を含めた生物は、成長と共に一人で命を守ることが出来るようになっていきます。
そして次の生物の誕生を向かえ、一つの命が脈々とつながれていくのです。
不健全な生物は、一人で命を守ることは難しく感じます。
それは自分の命は第三者のための命であって、自分は誰かに命を守って貰わないと
あるいは、誰かの命を守らないと生きていけないと思い込んでいるからです。
言い換えれば、自分の命は自分のものではなく、
第三者のための命だと思い込んでいるからです。
このような関係は、自分という存在は第三者の意向によって変わりますから、
自分の意志があるようでないのです。
本来の共生はカバとチックバードの関係、赤ちゃんとお母さんという関係にみられるように
生きていくために必要な健康と食料を供給し合える関係のことです。
お互いが相互に尊重し合える関係のことです。