小坊主のつぶやき/アダルトチルドレンの連鎖(2017/2/1)

こんにちは、小坊主です。

今日から2月、はりきっていきましょう♪

 

 

昨日、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK/毎週金曜22時)というテレビドラマの再放送を観ました。

このようなドラマが放送されていることは知らなかったのですが、偶然見る機会があったもので。

 

娘の仕事から恋人のことまで、何かと口を出す母親。

「お母さんは◯◯だと思うんだけど」

「◯◯した方がいいんじゃない?」

 

黙って聞いている娘に対して、母親が繰り出す次の一手。

「ま、あなたの好きなようにしたらいいと思う」

「お母さんの言うことは気にしないでいいからね」

 

“救助者”の立場から“犠牲者”の立場へと移り変わり、巧みに娘をコントロールする母親。

そして、極めつけは、娘が行動を起こすのと同時に体調が悪くなり、ぐったりと倒れて病人になってしまう…

母親が医師から言われた診察結果は、「特に異常なし」というもの。

 

一連の流れの中で娘は、「私のせいでお母さんが…」と罪悪感を抱き、自分を抑圧して母親のための選択をしていく。

これが一度や二度ではなく、幼い頃から繰り返し行われているという…

 

 

「愛着障害」「アダルトチルドレン」などの問題がとっても上手に描き出されていたもので、ついつい見入ってしまいました。

調べてみると、やはり著名な専門家の先生が監修されているということでした。

 

これらの問題が厄介だなと感じるのは、親子が共に「相手のため」と思って無意識の内に“ゲーム”を繰り返しているということです。

ドラマの中でも、母親は娘のために、娘を愛するがゆえに、そのような行動をとっているのだと思います。

そして、娘も母親を愛しているからこそ、自分よりも母親を優先してしまう…

そう、お互いが愛情を持っていることは確かだと思うのです。

 

問題は、愛情の表し方が適切ではないということ。

親子共々、本当の愛がどんなものかを知らないから、こうなってしまうのです。

恐らく母親も、自分の母親(祖母)に同じようなことをされて育ってきたのではないでしょうか。

そして、祖母もその母親に同じように育てられてきた…

 

「アダルトチルドレン」が「アダルトチルドレン」をつくる。

家族の脚本の連鎖は、延々と続いていくものなのです。

自分の中に生きづらさを見出し、それをなんとかしようと試みるあなたは、代々受け継がれていく家族の救世主なのかもしれません。

 

 

 

小坊主

 

 

 


 

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