今回は「エゴグラム」について学びました。
「エゴグラム」とは、J・デュセイが提唱した理論で、(機能的)自我状態の各々のエネルギーを直感的に棒グラフを使って表すものです。
直感的に作図することがポイントで、その前提として、各々の自我状態に付随する特徴的な手掛かりや徴候の見分け方を学ぶ必要があります。
<自我状態を見極める手掛かり・徴候>
自我状態を見極めるためには、“五感”(聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚)がヒントになります。
★ 聴覚
“言葉”から重要なヒントを得ることができます。
・「〇〇するべきだ」「〇〇しなければならない」 → 『批判的親(CP)』の自我状態
・「疲れているみたいね。私にできることはないかな」 → 『養育的親(NP)』の自我状態
・「私は〇〇と考えます」「確率は〇〇です」 → 『成人(A)』の自我状態
・「わーい!」「楽しい!」 → 『自由な子ども(NC)』の自我状態
・「私は、どうしたらいいのでしょうか」 → 『順応した子ども(AC)』の自我状態
★ 視覚
“身体言語”、“非言語的コミュニケーション”(ジェスチャー、態度、表情、姿勢など)を観察することで、貴重なヒントを得ることができます。
・批判的に人を指さす、つりあがった眉 → 『批判的親』の自我状態
・優しい声のトーン、穏やかな目つき → 『養育的親』の自我状態
・真っすぐな目つき → 『成人』の自我状態
・純粋な笑顔、いきいきと活力に満ちた態度 → 『自由な子ども』の自我状態
・目をそらす、震えている唇 → 『順応した子ども』の自我状態
今回はここまでとしますが、このほかにも多種多様な事例があることと思います。
人は皆、誰でも、“五感”を使ったその人に特徴的な表現をするものです。
日常生活の中でそういったことを意識しながら生活してみると、新たな発見があって面白いかもしれません。
自我状態を「エゴグラム」に表すにあたって重要なことは、「エゴグラム」に“正しい・間違い”、“良い・悪い”は無いということを認識しておくことです。
10人いれば10通りの「エゴグラム」があるのは当然のことです。
「エゴグラム」は、観察対象者のパーソナリティを理解し、受容するためのツールとして活用することが大切です。
自分自身の“今ここ”の状態を受容するためにも、自分で自分の「エゴグラム」を描いてみるのも良いかもしれません。
疑い、問い、探り続けること…
その先に灯ったものが自分の本物の信念である。
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