心理カウンセラー養成講座 エゴグラムⅠ

平成27年7月16日、心理カウンセラー養成講座を開催しました。
今回から3回にわたって、エゴグラムを学習します。
エゴグラムとは、一般では性格診断として知られているものですが、
エゴグラムの開発者、ジョン・デュセイは、
エゴグラムとは、それぞれのパーソナリティの各部分同士の関係と
外部に放出している心的エネルギーの量を棒グラフで示したものである。
人それぞれに独特な形があることがわかっている。エゴグラムは直観に基づいて、
論理的に作図される。すなわち観察者側の「感情」と「思考」間の協力から
生まれたものである、と言っています。


少し難しくなりますが、交流分析では、エリック・バーンの基礎的な理論である
自我状態(パーソナリティー)分析では、3つの心の働きがあると言われています。
ペアレント、アダルト、チャイルドの3つです。
この3つの心の働きをエゴグラムで心的エネルギーのバランスをみるというものです。
つまり、自分が自分を知る手がかりとなりますし、
自分がカウンセラーである場合、クライエントの心的エネルギー傾向を知る
手がかりとなるということです。
自分が自分を知ることで、自己理解が深まり、自分を再養育することが可能になります。
また、カウンセラーがクライエントの心的エネルギー傾向を知ることで、
今、ここで効果的なカウンセリングの実施が可能になります。
ここでは、カウンセラー養成講座の場ですから、
2人一組になって、クライエントの心的エネルギーを
自分の直観を基に作図してみようというものでした。
感想として、自我状態を理解している人同士で、なおかつ親密な人同士だと
直観よりも、どうしても意図が邪魔をしてしまうことが疑われたということ。
また、自分が感じた他人と、他人が思っている自分自身とは違った、同じだったと
まあ、様々な感想が寄せられました。
いずれにしても、カウンセラーは自身の自己理解を基にクライエントを
観察していく必要があるということです。
カウンセラーは自身の自己理解が基本的な、重要な要素となります。
カウンセラーは、自分が自分自身を観察すること、
自身の今、ここの状態に気づいていること。
また、カウンセラーは、自分が慎重であること、臆病であること。
そのポイントを押さえておきましょう。
カウンセリング現場では、一人として同じカウンセリングはありません。
100人のクライエントがいれば、100通りのカウンセリングがあります。
また、理論だけでカウンセリングは成立しません。
理論、経験、知恵、人間力が問われます。
カウンセリング現場では、クライエントの状況、状態が常に、刻々と変化します。
そこに対応するためには、カウンセラーの直観に基づいた、慎重な言動での対応力
が求められます。
次回は、エゴグラムⅡです。