今回は、禁止令の詳細について学びます。
今回からは、15項目の禁止令について、一つ一つを学んでいくことにします。
1.「存在するな」
これは禁止令の中でも最も致命的であると言われているほど、とても恐ろしいメッセージです。
またこれは、自分が自分自身の存在に価値がないと受け取っているメッセージです。
自殺を考えたりする人は、このメッセージを持っている可能性がありますので、カウンセリングにおいては、まず、このメッセージのエネルギーを弱めることが重要です。
2.「感じるな」
これは、自分の感情には価値がないと受け取っているメッセージです。
このメッセージを持っている人は、自分が感じた本物の、素直な感情を表現することが不器用ですから、無感情や歪曲した感情表現をします。
3.「子どもであるな」
これは、私たちが幼少時、子どもであるにもかかわらず、自分が子どもであってはいけないと受け取っているメッセージです。
子どもらしい子どもではなく、大人びた、ませた子どもの表現をしますから、自分の本物の欲求を素直に表現することが苦手です。
4.「考えるな」
これは、自分の思考には価値がないと受け取っているメッセージです。
このメッセージを持っている人は、自分の考えを持つこと、自分の考えていることを他人に伝えること、自分の問題を解決することが苦手です。
5.「成功するな」
これは、自分の人生は成功しないと受け取っているメッセージです。
またこれは、自分の社会生活の色んな場面で、自分が自分で失敗するようにしてしまうものです。
そして、自分の人生の特に重要な局面において失敗してしまうことによって強化されていく傾向があります。
今回は5項目の禁止令でした。
次回は残りの10項目について、さらに学んでいきます。
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