こんにちは!
昨夜は、第2回目の「言語科学心療士養成講座(上級クラス)」を開催しました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
今回は、以下のテーマについて講義を行いました。
・精神分析と交流分析
・交流分析の理論「自我の構造上の問題」
昨日お話しした内容のうち、精神分析の中から『防衛機制』について、簡単にご紹介いたします。
精神分析の創始者であるフロイトは、人間の心を3つの領域からなる一つの装置として考えていました。
3つの領域とは以下の通りです。
●エス(イド)…人間の本能的な欲動、エネルギー(リビドー)の源泉。不快を避けて快楽のみを求める“快楽原則”に従う。【無意識】
●超自我(スーパーエゴ)…常に善行を求める道徳的、良心的な部分。【意識】【無意識】
●自我(エゴ)…エスからの欲求と、超自我からの要求を受け取り、調整する部分。“現実原則”に従う。【意識】【無意識】
これらの3つの領域が相互に作用することで、人間の精神活動が行われていると考えたのです。
ここで、「自我(エゴ)」の役割に注目してみましょう。
自我が、エスや超自我からの要求を現実に適応させようとする際に、不安や葛藤が生じる場合があります。
エス「◯◯したい!絶対◯◯した~い!!」
超自我「◯◯するなんて許されないことだ!絶対に許されないことだ!!」
自我「どうしたらいいんだろう…わかんな~い(泣)」
そんな時のために、自我は、不安や葛藤に対する処理機能を備えており、それが『防衛機制』と呼ばれています。
『防衛機制』にはいくつかの種類があり、表出する種類や強度が、その人のパーソナリティーを特徴づけていると考えることもできます。
以下、『防衛機制』をいくつか紹介しましょう。
◆抑圧…実現が難しい欲求や、苦痛を伴う体験などを、無意識の中に封じ込めて忘れようとすること。
(例)トラウマ体験時の記憶の忘却
◆投影…自分の中にある不快な感情を、自分以外の他者が持っているものと知覚すること。
(例)心の奥底では自分が憎んでいる相手について、相手が自分を憎んでいるのだと思って恐れる。
◆合理化…満たされなかった欲求に対して、理論的に考えて正当化すること。
(例)できなかったことを諦めるために言い訳をすること。
◆退行…現在の自分より幼い時期の発達段階に戻ったように未熟な考えや行動をすること。
(例)第二子が生まれた時に、第一子が幼児がえりして甘えてくる。
◆反動形成…無意識の内に欲求や観念が抑圧された結果、意識レベルでは正反対の行動をとってしまうこと。
(例)好きな子に対してイタズラや意地悪をしてしまう。
などなど、上述した他にも様々な『防衛機制』があります。
興味のある方は調べてみてくださいね。
『防衛機制』自体は誰にでも見られる心理的作用です。
多くの場合、一つではなく他の『防衛機制』と関連し合いながら作用するようです。
しかし、『防衛機制』が常習的に行われ、病的な不適応症状として表出する場合には注意が必要でしょう。
カウンセラーには、クライアントの『防衛機制』をしっかりと見極め、適切なアプローチをしていくことが求められます。
そして、『防衛機制』を“気づき”のチャンスとするべく、クライアントを導くことも時には必要となるでしょう。
カウンセラーにとって、臨床現場におけるカウンセリングは、“勉強”というよりも“スポーツ”に近いものなのかもしれません。
情緒的体験、感情的体験がとても大切です。
それは、何度も何度も繰り返し体験することでしか身に付けられません。
自転車の乗り方を知っていても、実際に乗ることができないのでは意味がないのと同じこと…
だからといって、知的体験を疎かにしてはなりません。
しっかりと知識という道具を使いこなせるように学び、スポーツのように身体に染み込ませる感覚で体験を繰り返していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました(`・ω・´)ゞ
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